2012年9月10日月曜日

太平天国 : 陳舜臣

「アヘン戦争から7年後、小乱が続き匪賊が横行する、物情騒然たる中国で、洪秀全が頭角を現わしてきた。エホバを天父と仰ぎ、清朝を排して世直しをめざす、拝上帝会の創始者である。信仰と理想に燃えて金田村に決起した一党は、多彩な勢力も併合して、遂に、太平天国という「国」を樹立するに到った。」

1~4巻。結構なボリュームですが、読みやすくて勢い良く読めました。
幕府と清朝が倒れる経緯を比較してみると、だいぶ国の状況がことなります。条件としての国の大きさ、人の多さもありますが、やっぱり日本では藩それぞれがある程度独立してて、統一国家でなかったことが、結果的には都合がよかったのかと思わされますね。

まだ小説「阿片戦争」を読んでいないことに気がついたので、さらにさかのぼって読みたいと思います。

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