2010年5月13日木曜日

雁 : 森鴎外

森鴎外、2つ目です。
小説を読む事自体不慣れで、しかも夏目漱石と対比する感じで読もうとかいろいろ考えて、変に身構えて読んでおります。
が、読んでいるうちにストーリーに没頭できて、いつのまにか楽しんでいました。
そうか、そういえば小説ってこいう感じのもんだよなあ、と思って読み終えたら、巻末の解説に「鴎外の現代小説中、もっとも小説らしい作品だといわれる」と書いてありました。
なんだ、それなら小説らしいと思ったのも当たり前だ。

漱石を読んでいるときは、物語に入り込んでいるつもりでも、いつのまにか著者のことを意識しているようでした。が、鴎外では今のところその感覚はあまり起こりません。もっといろいろ読んだらまた変わってくるのかもしれません。

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